
「説明するまでもないとは思いますが、アメリカのロックバンドです。」

「知ってる~♪」

「ギターを始めたばかりの方でも、比較的簡単に弾くことができる曲も多いですよ♪」
1984年のデビュー早々から成功を収め、3rdアルバム“Slippery When Wet(邦題は「ワイルド・イン・ザ・ストリーツ」)”は、ビルボードで8週間連続1位、1,000万枚以上を売り上げます。
※ このページにリンクのある楽譜は、Ultimate-Guitar.comに掲載のものです。パソコンでの閲覧を推奨します。
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“Livin’ on a Prayer” – アルバム『Slippery When Wet』から
↓ アルバム“Slippery When Wet”から“Livin’ on a Prayer”

超有名曲ですよね!ライブでも大合唱になります♪
ギター初心者でも比較的簡単に弾くことができるので挑戦してみてください!
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↓ Tab譜付きレッスン動画です。
記録
また、ボン・ジョヴィは数々のシングルカット曲がビルボードで1位となっており、アルバムのトータルセールスは1億2,000万枚以上と言われているモンスターバンドです!
そして、2008年、2010年、2013年のワールド・ツアーでは、その年の興行収益第1位を記録するなど、益々勢いを増しています!
2018年度には“ロックの殿堂”入りを果たします!!
曲調
ヴォーカルのジョンは、Clint Eastwood(クリント・イーストウッド)のファンでカウボーイに憧れていたのだとか…。
…ということもあってか、
曲調はBruce Springsteen(ブルース・スプリングスティーン)のように“アメリカ”を感じさせるものが多い印象です♪
メンバー
現在のメンバーは、
Jon Bon Jovi(ジョン・ボン・ジョヴィ) ヴォーカル
David Bryan(デヴィッド・ブライアン) キーボード
Tico Torres(ティコ・トーレス) ドラム
Hugh McDonald(ヒュー・マクドナルド) ベース
Phil X(フィル・X) ギター
3人のギタリスト
初代ギタリストは、SKID ROW(スキッド・ロウ)のDave Sabo(デイヴ・セイボ)です。
ボン・ジョヴィの前身バンドのライブを見ていたRichie Sambora(リッチー・サンボラ)が、デイヴの演奏に怒って「オレの方が上手い!」とメンバーの前で啖呵を切り、オーディションに参加して正式にデイヴの代わりにリッチーがギタリストとして参加することになります。
けっして、リッチーの方がデイヴより本当に上手かったとか、そういうことではないと思いますがね…。事実、その後のスキッド・ロウも大成功を収めています!
「ボン・ジョヴィのギタリストとは誰か?」と聞かれれば、ほとんどの人がリッチー・サンボラの名前を挙げるのではないでしょうか…。
初期の80年代は、KRAMER(クレイマー)のギターをメインで使っていましたが、90年代以降はフェンダーのストラトがメインギターとなります。
↓フェンダーから出ているリッチーのシグネチャーモデル
リッチーは、アルコール依存症であり、2007年にはリハビリ施設に入所し、2008年には飲酒運転で逮捕されてしまいます。
その後もリハビリ施設に再入所することなどによりツアーに不参加となることが続き、2014年に脱退することになってしまいました…。
そして、リッチーの代役としてツアーに参加していたフィルが正式にメンバーとなるわけです。
ベーシスト
ボン・ジョヴィのメンバーでは、初代ベーシストのAlec John Such(アレック・ジョン・サッチ)も欠かせない存在でしょう。
ベースはもちろんコーラスが上手く、彼が初期のボン・ジョヴィを支えていたと信じているファンは多くおり、「アレックが在籍していたアルバム“Keep the Faith”まででボン・ジョヴィは終わった。」というファンもいるほどです。
アレックも真偽は分かりませんが、アルコール依存症だったと言われており、1994年に脱退します。
そして、ヒューがサポートメンバーとしてツアーに参加等するわけですが、正式にメンバーとされたのは、フィルと同時期の2016年です。
それだけ、ジョンをはじめとするメンバーもアレックへの思いが強かったのでしょう…。
では、主なアルバムと代表曲について紹介していきたいと思います♪
現在、14作のアルバムが発表されていますが、そのうち6作が全米1位を記録しています。
アルバム『Bon Jovi(邦題「夜明けのラナウェイ」)』
ハードロック、ヘヴィメタルが全盛だった80年代前半に発表されたデビュー作。
ボン・ジョヴィはハードロックにカテゴライズされるところですが、Michael Jackson(マイケル・ジャクソン)やMadonna(マドンナ)などのポップスとも同列に語られる特異な存在でした。
Runaway(邦題は「夜明けのラナウェイ」)
ジョンは、このPVが大嫌いだそうです。大人になって赤ちゃんのときの写真を見るみたいで恥ずかしいらしい…。
楽譜はこちら
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アルバム『Slippery When Wet(邦題”ワイルド・イン・ザ・ストリーツ”)』
日本では人気を獲得していたものの、アメリカでは伸び悩んでいましたが、1986年に発表されたこの3rdアルバムがボン・ジョヴィ人気の起爆剤となりました!
このアルバムには、冒頭で紹介した“Livin’ on a Prayer”と“You Give Love a Bad Name(邦題は「禁じられた愛」)”という2大ヒット曲が収録されています。
おもしろいのは、当時、ボン・ジョヴィの名前で曲を発表しても売れないんじゃないかと疑心暗鬼になっていたらしく、“禁じられた愛”は他のアーティストに提供する話があったそうです。
You Give Love a Bad Name
↓Tab譜付きレッスン動画
Wild in The Streets
↓カヴァー動画
その他にも当たり曲いっぱい収録されています♪
アルバム『NEW JERSEY』
1988年に発表された4thアルバム。
前作の大成功の勢いに乗ったヒット曲オンパレードのハズレ曲なしアルバムです!
それもそのはず…、元々2枚組アルバムを作ろうとして20曲以上をレコーディングしたうえで12曲を厳選したそうです。
Bad Medicine
↓レッスン動画
Born To Be My Baby
↓カヴァー動画
Blood On Blood
↓カヴァー動画
アルバム『KEEP THE FAITH』
1992年発表の5thアルバム。
前作発表後、約2年で300公演にも及ぶツアーにより、メンバーの関係が悪化。
このころ、ジョンとリッチーがそれぞれソロ作を発表しています。
また、当時、Nirvana(ニルヴァーナ)の登場でロック界はグランジ色、オルタナティブ色が濃くなっていました。
↓ニルヴァーナは、こちらをご覧ください。

このアルバムは、そのような状況の中で、必死にボン・ジョヴィというバンドとしての音楽を追い求めるとともに、サウンドも従来のままではなく時代に沿ってアップデートしていく…その結果としてできあがったものというようなアルバムです。
なので…、前作までとは雰囲気がガラッと変わります…。
でも、悪い意味ではなく、王道ロックはそのままです。
このアルバムもヒット曲ぞろいです!
I Believe

意外に、それほど難しくないと思います。ソロも速弾きなどなく、チョーキングやビブラートの練習にもなります♪
↓カヴァー動画
Keep The Faith

初心者の方はソロに手こずるかもしれませんが、↓の動画を見て挑戦してみる価値はあると思います♪
↓Tab譜付きレッスン動画
In These Arms
↓カヴァー動画
Blame It On The Love Of Rock &Roll
楽譜はこちら
…賛否が分かれたこの曲、ボン・ジョヴィにとっても賭けだったそうです。

私は大好きです♪

ギターで弾くとクセになるな!

でしょ!
↓カヴァー動画
アルバム『These Days』
1995年に発表の6thアルバム。
ボン・ジョヴィの中では、かなりアダルトで渋い雰囲気が漂うアルバムです。
ジョンは、このアルバムはあまり好きではないようなことを言っていた記憶ですが、アルバムの完成度は素晴らしいですし、私はこのアダルトで渋い感じが大好きです♪
Hey God
↓カヴァー動画
Something For The Pain
↓カヴァー動画
This Ain’t A Love Song
↓カヴァー動画
These Days
↓ソロのTab譜付きレッスン動画
アルバム『CRUSH』
2000年発表の7thアルバム。
原点回帰を図った復活作。
このアルバム制作のために60曲くらい用意したそうです。
収録曲“It’s My Life”の歌詞の中には、“Livin’ on a Prayer”で登場したトミーとジーナが再び登場します。
“Livin’ on a Prayer”の中では、生き辛さの中でお互いに寄り添って暮らしていたトミーとジーナでしたが、“It’s My Life”の中では、決して人生を諦めなかった人たちとして表現されています。
これは、それぞれ当時のボン・ジョヴィ自身の心境そのものです。
It’s My Life
なかやまきんに君のネタは記憶から消し去ってください…(^^;
↓Tab譜付きレッスン動画
アルバム『HAVE A NICE DAY』
2005年に発表の9thアルバム。
“00年代のベストアルバム”と押すファンも多くいる人気作です!
題名だけ見ると、能天気でお気楽な内容を想像してしまいがちですが、9・11後に再選したブッシュ政権への批判とも取れる歌詞になっています。
HAVE A NICE DAY
楽譜やレッスン動画などは、の”ギター初心者はパワーコード+αで一曲制覇しよう!!”の記事をご覧ください。

Welcome To Wherever You Are

簡単なコードしか出てこないので、初心者の方にはかなりお薦めですね♪
↓カヴァー動画
アルバム『THE CIRCLE』
2009年発表の11作目。
リッチーのギターソロが随所で炸裂している聴きごたえのあるアルバムです。
リーマンショックによる世界規模の金融危機が起きたころであり、そうした混沌とした社会で必死に生きる人たちに対する応援歌のような曲が多いのも特徴です。
We Weren’t Born To Follow
↓カヴァー動画
アルバム『WHAT ABOUT NOW』
2013年発表の12作目。
リッチーの15年ぶりのソロアルバムと制作時期が被ってしまったためか、アル中療養のためかは分かりませんが、リッチーのギターの存在感が控えめ?
でも、ボン・ジョヴィの世界観はいつもどおり!
妥協一切なしの最高のアルバムの一枚です♪
Because We Can
↓Tab譜付きレッスン動画
What About Now
残念ながらGuitar Proがなかったので、Tab譜(コード譜)を付けておきます。
やはり、曲が新しくなってくるとGuitar Proの掲載率はかなり低くなってきますね…。
↓カヴァー動画
アルバム『This House Is Not For Sale』
リッチー脱退後初めてのアルバム。
さみしい気もしますが、新加入のフィルも骨太なギターを聴かせてくれています♪
This House Is Not For Sale
↑楽譜に説明がありませんが、1フレットにカポを使います。
↓レッスン動画
その他
『夏本番までにギターを練習しておこう! ~題名に”Summer(夏)”の付く曲15選~』の記事では”Summertime”というナンバーも紹介しているので興味のある方は見ていってください!
簡単に弾けますよ♪

最後に…(アルバム)
まだまだ、紹介したいアルバム、曲はいっぱいありますが、かなりページが重くなってきたので、このあたりにしておきます。
まあ、これだけ掲載しておけば、一曲くらい弾いてみようかなという曲もあるでしょう…?
↑Slippery When Wet(ワイルド・イン・ザ・ストリーツ)のアルバム・アートワーク(女性の胸部分のアップ)は、日本を除くほとんどの国で使用禁止となっているそうです…。
↑1994年発表の初のベスト盤。
このアルバムの収録を最後に、ベースのアレックが脱退。
↑2010年発表のベスト盤。



