エフェクターとは、主にギターとアンプの間につないで、ギターの音質を変化させるもので、足でスイッチを押してオン、オフを切り替えることができる機材のことを言います。

エフェクターに興味があるけど、どれを買って良いのか分かりません…

そう思っている初心者の方は多いのではないでしょうか?
そこで、今回は、ギター初心者の方が失敗しないためのエフェクター選びについて説明していきたいと思います。
エフェクターの基本的な種類
エフェクターが欲しくなる理由としては、「もっと、カッコいい音が出したい!」とか、「好きなギタリストや曲の音を再現してみたい!」、「いろいろな音を試してみたい!」などといったところでしょうか?

しかし、ギターの音色を変えるエフェクターですが、メッチャたくさん種類があるわけです。
基本的な種類を挙げるだけで…↓
歪 み 系
オーバードライブ、ディストーションなど
↓オーバードライブ BOSS”OD-1”
↓Suhr(サー)の”Riot”と”Shiba Drive”

↑このギタリストは、Pete Thorn(ピート・ソーン)といいます。
数々のアーティストのツアーなどに参加しているスゴ腕ギタリストで、この人が紹介しているエフェクターは必ず売れると言われています。
↓ソロアルバムも出ています♪カッコいい!!
↓”DIRTY TOWN”
モジュレーション(揺らし)系
コーラス、フランジャーなど
↓コーラス BOSS”CH-1”
残響系
ディレイ、リバーブなど
↓ディレイ BOSS”DD-7″
↓リバーブ Strymonの”BigSky”
ダイナミクス系
コンプレッサーなど
↓コンプレッサー MXR”Dyna Comp”
フィルター系
ワウなど
↓JIM DUNLOP “CRYBABY”
と、・・・こんなにあるわけです。
コンパクトエフェクターを揃えようとすると…

↑で紹介したコンパクトエフェクターを一つずつ買って揃えようとすると、単純計算で、安く見積もって1個1万円としても、これら基本系統のもの1個ずつそろえるだけで”6万円”になっちゃいます…(ToT)/~~~
…初心者の皆さんは、はっきり言って無理ですよね?

おばあちゃんに買ってもらいます!
余裕で買ってくれます♪

…そういう人は、どこかへ行ってください!
好きなのいっぱい買えばいいです…。
さようなら…。
…普通の人は、そうそうコンパクトエフェクターで全ての種類をそろえるのは難しいものですよね?
私も、未だにそろっていません。
私の場合は、ついつい歪み系を買ってしまって、他の系統にたどり着かない・・・みたいなところもありますが・・・(^^;
全ての種類が詰まったマルチエフェクター

じゃあ、どうするか?なんと!
これら全てのエフェクター類が全て詰め込まれた”マルチエフェクター”というものがあるのです!!
しかも、自分がセッティングした音をいくつも保存しておいて、足元のスイッチを押すだけで、演奏中でも瞬時にその音を切り替えることができます。
また、「全く使い方が分からん!!」という初心者の方でも、即戦力で使える音が最初から何十種類と保存されているので、慣れないうちはそのプリセットから好きな音を選べばいいのです!

でも、高いんでしょ…?

…って思うでしょ?
それが、1万円から2万円くらいで買えちゃうんです!!

えっ!?じゃあ、音が悪いんじゃないですか…?

…って思うでしょ?
大丈夫です!!ちゃんと良い音出ます!!
私がギターをはじめたころの安いマルチエフェクターは、たしかにショボいものばかりでした。
とても、実戦でなんか使い物になりませんでしたし、練習においても使いたいと思えるようなモノでもありませんでした。
しかし、技術の進歩というものは素晴らしいですね!
本当に良い時代になったと思います。
はい…。
では、どのようなマルチエフェクターがあるか見てみたいと思います…↓
最後に”一番のおすすめ”とその”理由”を紹介しています♪
ZOOM ( ズーム ) / MS-50G
価格 8,000円前後
92種類のエフェクトと8種類のアンプモデリングを合計で55種類搭載。
最大で6エフェクトが同時使用でき、保存した音の呼び出し順をプログラムできるパッチメモリも使えます。
大きさは、コンパクトエフェクターと同サイズなので持ち運びにも便利です。
この値段でこれだけの機能がそろってるなんてスゴイなと思います。
ZOOM ( ズーム ) / G3n
価格 約15,000円~
5アンプモデル、5キャビネットモデル、70エフェクトを標準搭載。
最大7個のアンプ/エフェクトモデルを、自由な接続順で同時使用可能。
スイッチが3つあるので、演奏中でも保存した音を3種類まで瞬時に呼び出せます。
フットペダルが付いた上位機種”G3Xn”もあります。
BOSS ( ボス ) / GT-1
価格 19,000円前後
アンプモデリングとエフェクトを合計108種類搭載しています。
スイッチは3つありますが、保存してある音を瞬時に3種類呼び出せるわけではありませんが、やり方しだいでは似たようなことができるようです。
最強低価格マルチ ”Digitech(デジテック)/RP360”
価格 約19,000円~
アンプモデル54種類、キャビネットモデル26種類、エフェクターモデル85種類。
最大10個のアンプ/エフェクトモデルを、自由な接続順で同時使用可能。
スイッチが3つあるので、演奏中でも保存した音を3種類まで瞬時に呼び出せます。

一応、先に紹介したZoom製とBoss製の機種が売れ筋ですが、
今回、私が一番おすすめする機種がこのDigitechのRP360です。
私も持ってますが、以下が私がこの機種を選んだ理由です。
まず、Zoom”MSー50G”は安さと小ささが魅力ですが、足元でコントロールできるスイッチが一つしかないので、実戦向きではないかなと思い選択肢から外しました。
次に、BOSS”GT-1”との比較ですが、GT-1もスイッチが3つあるんですが、一つの曲で”クリーン” ”ドライブ” ”ソロ”と3つ以上の音を使いまくろうとすると苦労しそうだな…と思いました。
また、GT-1は、FXグループというものがあり、そのグループ内のエフェクターは二つまでしか選べないという制約があります。
例えば、コンプレッサー・イコライザー・コーラスが同じFX内にまとめられているので、この3つのエフェクターを同時にかけるという使い方はできません。
よって、実戦での操作性、音作りの幅という観点から、GT-1は選択肢から外しました。
最後に、ZOOM”G3n”との比較ですが、圧倒的にRP360の方がアンプモデル、エフェクターモデルの種類が多いです。
また、同時使用できるアンプモデル、エフェクターモデルの数もRP360の方が多いです。
なので、RP360の方が色々な組み合わせをいっぱい試せるわけです。
あと、見た目!
RP360の方が(私には…)カッコよく見えました。
以上が、私が一番Digitech”RP360”をおすすめする理由です。
そして、これはほとんどのマルチエフェクターでも同じですが、パソコンなどで簡単に設定を変更することができるソフトがあります。
↓RP360の場合は”Nexus”というソフトで音を作成することができます。
この画面のアンプ、エフェクターのつまみにマウスを合わせてクリック&ドロップでつまみをクルクル回せば、実物と同じようにセッティングできます。
↓RP360の紹介動画を掲載しておきます。
↓Boss”GT-1”との比較動画です。音は、好みの問題だと思います。
フットペダル付きの上位機種”RP360XP”もあります。
ZOOM/G1 FOUR(その他の気になる低価格マルチ・エフェクター)
↓この記事で紹介しているZoomの”G1 FOUR”は、8,000円~9,000円くらいで買えるマルチ・エフェクターです。

いろんな方が大絶賛している高品質な品です!
まとめ
以上、おすすめ低価格マルチ・エフェクターについて説明しました。
なんだかんだ書きましたが、結局は『音の好み』とか『用途に合った機能』『使いやすさ』は人によって違います。
なので、お店で専門の優しい店員さんにイロイロ教えてもらって気に入ったのを見つけるのが一番だと思います。
さて、次の記事は、マルチエフェクターを使うときの注意点です。
ぜひご覧ください!



