これからギターをはじめたいと思っている方で、まず悩むのが、

エレキギターやりたいけど、
やっぱり、ギターの基本はアコースティックギター…?

エレキもアコギも両方やりたい!
でも、そんなカネない!!
ということではないでしょうか…?

ぶっちゃけ、「そんなの弾きたい方からやればいいじゃん!!」ってことなんですけど…
それを言っちゃあおしまいなんで、せっかくはじめたいと思ったギターを挫折しないための選択ができるよう、簡単に説明したいと思います。
アコースティックギター(クラシックギター・フォークギター)
まず、アコースティックギター(アコギ)です。
”クラシック・ギター”や”フォーク・ギター”とも言いますね♪
アコギの起源
アコギの起源は、8世紀頃までさかのぼります。
アラビアの古代楽器がスペインに持ち込まれ、ヨーロッパの楽器と融合し進化して今の形になったと言われています。
アコギの長所
アコギは、弦の振動が直接楽器の音になります。
つまり、エレキギターのようにアンプにつながなくても単体で十分大きな音が出るような構造になっています。
コンサートホールような広い場所で演奏するときや、他の大きな音の出る楽器と一緒に演奏するときなどには、マイクなどで音を拾って増幅させてスピーカーから大きな音を出すこともあります。
しかし、基本的には、アコギはそれだけでどこでも演奏できる楽器なのです。
これが、アコギの良いところでもあります。
アコギの短所
逆に、より効率よく大きな音を出すために、弦を太くし、張りも強くする必要があるので、弦を押さえる強い力が必要になってきます。
また、大きな音を出すために、ギター本体がよく響くようにボディ全体が大きくなりますし、太い張りの強い弦に負けないようにするためにも、ネックは厚く、幅も広くなります。
エレキギター
対してエレキギターはどうでしょう。
エレキの起源
エレキギターが生まれたのは、1930年代のことです。
屋外や大ホールでも、ギター単体で大きな音量が出せるように、ピックアップを取り付けました。
このときのギターをフルアコースティックギターといいます。
今でも、ブルースやジャズなどのジャンルでよく使われます♪
↓ フルアコースティック(フルアコ)
みなさんがエレキギターと聞いて想起するストラトやレスポールのようなギターはソリッドギターといいます。
一枚の板、または何種類かの板を接合して、空洞のないボディになっているのがソリッドギターです。
ソリッドギターが初めて登場したのは1949年で、現在のギター制作会社の2台巨頭であるフェンダーが制作したエスクワイヤーというギターです。
エスクワイヤーは、後にテレキャスターとして愛されるようになりました。
↓ テレキャスター(テレキャス)

エレキの短所
エレキギターは、単体で大きな音を出すことができません。
なぜなら、エレキギターは、そもそもアンプ(スピーカー)を通して大きな音を出すことを前提に作られたものなので、生音を大きくする必要がないからです。
なので、エレキギターをはじめるときは、少なくともアンプとシールド(ギターとアンプをつなぐコード)を一緒に購入する必要があります。
これが、エレキギターの欠点と言えます。
エレキの長所
逆に、単体で大きな音を出す必要がないので、弦はアコギよりも細く、張りも弱くていいし、ボディも大きくする必要がなく、ネックも細くすることが可能です♪
つまり、アコギより力を必要とせず、初心者の方でも弾きやすいです♪
ギター初心者がつまづくFコードは、人差し指一本で6本の弦全てを押さえなければなりません。
これが結構な力を必要とします…。
ギターをはじめたばかりの人がアコギでFコードを押さえるのは、まず無理です…。
でも、エレキギターであれば、アコギより弦が細く、張りも弱く、ネックも細くて握りやすいので、アコギほどの苦労をしなくてもFコードを押さえられるようになるはずです。

私は、エレキギターからはじめましたが、初めてアコギを弾いたとき、「なんじゃこりゃ~!別モノやんけ~!!」と面食らった記憶があります。
逆に言えば、アコギで慣れた方ならば、エレキは簡単に弾くことができるということになりますが…。
どっちがおすすめ?

私は、初心者の方にアコギは薦めません。
初心者にアコギをお薦めしない理由①《力が必要》
アコギからはじめる方は、おそらく、ほとんどの方が挫折します。
簡単に言うと、↑で説明したとおり、弦が硬くて力がないと押さえられないからです。
挫折しないのは、指にマメができようが、マメがつぶれて流血しようが、ギターを弾くのが好きで止められない方でしょう…。
そんな人は、滅多にいません。
理由②《練習時間が限られる》

また、アコギは、練習時間も限られます。
なぜなら、アコギ単体で大きな音が出るからです。
夜みんなが寝静まった時間に練習することができません。
エレキの生音であっても、家族が一緒にテレビを見ている中で弾いたら迷惑になる音量です。
アコギは、その倍以上の音量があります…。
夜中にアコギを練習すると、家族や隣近所にとっては、”ジャイアンのボーカル”か”しずかちゃんのバイオリン”状態になってしまいます。

でも、エレキであれば、深夜であってもヘッドフォンを付ければ、周りの迷惑にならない音量で練習できます。
練習時間は限定されません。
アコギの消音対策
アコギをやる方は、自宅で練習する際の消音対策には非常に敏感です。
色々な方法があるので、少しだけ紹介します。
サウンドホール・カバー
アコギは、ボディの真ん中に空いた穴から弦の音が反響して出てきます。
なので、この穴を塞いでしまおうという方法です。

若干小さくなります…。

若干ね…。
サイレント・ピック
弾いた時の音が小さくなるピック、その名も『サイレント・ピック』を使う。

これは、結構小さくなるイメージですね。
消音バンド

しょぼい音しか出ません…。

わびしい…。
サイレントギター
最終兵器!
サイレントギターなるものがあります。
アコギの欠点の一つを解消した優れた練習ギターですが…、

これ、エレキの一種じゃね!?

私も、そう思います…。
理由③《エレキでアコギの音も出せる》
アコギでエレキの音は………、

出せないことはないか………?
まあ、普通はやりませんし、やってるの見たことありませんが、アコギの音をマイクで拾って、エフェクターなどで音を変えれば、アコギでもエレキの音は出せると思います。
でも、たぶん非常に面倒くさいですし、機材も特殊なものになってくると思われます…。
では、逆はどうでしょう。

アコギのあの独特な煌びやかな音が大好きなんです!
どうしてもアコギの音じゃなきゃダメなんです!!

そういう方、結構いるんじゃないでしょうか?
大丈夫です!
エレキなら、アコギの音も出せます!!
それには、アコースティック・シミュレーターというエフェクターを使います。
↓エフェクターについては、こちらを見てください。

アコースティック・シミュレーター
↓アコースティック・シミュレーターを使った音です。

どうです?
ちゃんとアコースティック・ギターの音になってるでしょ?
↓もちろん、こんな感じでいろんな音も出せます!!
17:30辺りからはアコースティックの音も出してます。
↓このエフェクター。70種類以上のエフェクターやアンプ・シミュレーターが使えて、お値段なんと1万円以下!!
まとめ
ということで、私は、
〇 近所(家族)迷惑にならず、いつでも練習できる
〇 ボディが小さく、強い力も必要でないため、弾きやすい
〇 アコギの音も出せる
という3点から・・・

これからギターをはじめたいと思う方にはエレキギターをおすすめします。
エレキは難しい?覚えること多い?

でも、機材とか、どんなもの揃えればいいか分かんないし…。

覚えることいっぱいありそうで、なんか、いろいろ難しそう…。

大丈夫!
↓この記事にリンクの動画をちょっと見れば、なんとなく分かるようになると思います!

アコギの商品リンク
…それでも、アコギが欲しいという方は止めません。
↓アコースティックギターの商品リンクです♪
ここから好きなやつ選んでください!!
エレキをはじめたい方は…
↓エレキギターをはじめたくなった方は、こちらでエレキギターの選び方を紹介していますので参考にしてみてください!



