ギター初心者の方がギターを選ぶときなどの参考になるかと思い、Telecaster(テレキャスター)の特徴や魅力、使っているスゴ腕ギタリストなどについて記事にしてみました♪

毎度のことながら、それぞれのギタリストの代表曲とその楽譜、レッスン動画などのリンクを貼ってあるのでギター練習のツールとしても使ってくださいね♪
※このページにリンクのある楽譜は、Ultimate-Guitar.comに掲載のものです。パソコンでの閲覧を推奨します。
↓楽譜サイトの詳細はこちら。

↓レッスン動画やカヴァー動画をスロー再生させる方法が知りたい方は、こちらをご覧ください。

テレキャスの特徴と魅力
日本では、テレキャスター(テレキャス)を使うプロのギタリストが増えたことによるのか、テレキャスが今までにないくらい人気を得ているようですね♪
調べると、今まで世間では、そのルックスが”ダサい”と言われていたこともあったそうです…。
まあ、ファッションセンスなどは、その時代々々によって変化するものですからね…。
いつか、フライングVのような奇抜な格好のギターが主流になる時代が来るかもしれませんね…(^^;
ストラトの記事でも書きましたが、世界初のソリッドギター(空洞のないエレキギター)はテレキャスで、これを作ったのがフェンダー社の社長であるLeo Fender(レオ・フェンダー)です。

フェンダーは、1947年からソリッドギターの開発に着手し、1949年にピックアップ一つのモデルを”エスクワイヤー”、ピックアップ二つのモデルを”ブロードキャスター”と言う名前で発表しました。
そして、ブロードキャスターという名前のギターが他社で売られていたため、”テレキャスター”と改名され、現在まで愛され続ける名機となったわけです。
テレキャスは、主にシングル・ピックアップが採用されており、ハムバッカー・ピックアップが搭載されているレス・ポールなどよりはストラトに近いクリーンなサウンドが特徴的です。
ただ、テレキャスにしかない大きな特徴があって、それがハイパスコンデンサーというもので、これにより”ヴォリュームを絞っても高音は残る”仕様になっています。
ストラトを”艶のあるクリーントーン”と例えたとすると、テレキャスは”どこまでも澄んだクリーントーン”と言った表現になるでしょうか…。
この仕様のため、音作りを間違えると高音がキンキンして不快な音になってしまうので気を付けましょう…。
↓ テレキャスとストラトを比較した動画です。
では、歪んだ音はどうか…?
シングル・ピックアップなので出力が弱く、ハードロックやメタルをやるには向かないんじゃないかと思いがちですが、そんなことはありません!
かなり図太く歪みます。
歪み方は、単音だとそれほど違いは分かりませんが、コードで弾くと、レス・ポールなどのハムバッカーに比べて、ジャリッとしたザラザラした感じです。
これが好きな人には「たまらない!」って感じになります♪
↓Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のリフを使ったテレキャスとレス・ポールの歪み音を比較した動画です。
では、テレキャスを使うギタリストを洋楽、邦楽取り混ぜ7人紹介しますので、テレキャスが気になる方は参考にしてください。
テレキャスを使うスゴ腕ギタリスト7選
John5(ジョン5)
Marilyn Manson(マリリン・マンソン)の元ギタリスト(1998–2004)で、現在は自らのバンドであるJohn 5 and The Creatures(ジョン5・アンド・クリーチャーズ)などで活躍中の超絶テクニカル・ギタリスト。
速弾きやタッピングはもちろんのことながら、カントリースタイルを応用した高速のフィンガーピッキングは圧巻です!
Fender(フェンダー)のテレキャスターをメインに使っており、シグネチャーモデルもリリースされています。
↓John 5 and The Creaturesの”HERE’S TO THE CRAZY ONES”
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楽譜はこちら
↓レッスン動画
↓お手頃価格『Squier(スクワイヤー)』のJohn5モデル。
Keith Richards(キース・リチャーズ)
言わずと知れたThe Rolling Stones(ザ・ローリング・ストーンズ)のギタリストの一人。
ピックアップをハムバッカーにカスタマイズした”ミカウバー”や”マルコム”と呼ばれるテレキャスを主に使っています。
↓ ”Start Me Up”
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楽譜はこちら
↓ Tab譜付き弾いてみた動画。へたなレッスン動画より分かりやすいです♪
↓ローリング・ストーンズは、こちらの記事もご覧ください。

Jimmy Page(ジミー・ペイジ)
Led Zeppelin(レッド・ツェッペリン)のギタリスト。
レス・ポールのイメージが強いですが、The Yardbirds(ヤードバース)時代はテレキャスを使っており、ツェッペリンのときもたまにテレキャスを使っていました。

”Stairway to Heaven(天国への階段)”はテレキャスでレコーディングされたそうです。
↓ ”Stairway to Heaven”
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楽譜はこちら
↓ イントロのTab譜付きレッスン動画
↓ ソロのTab譜付きレッスン動画
Richie Kotzen(リッチー・コッツェン)
Poison(ポイズン)、Mr,Big(ミスター・ビッグ)などのギタリストで、歌唱力もあって、バンドにいると非常に強力なギタリストです。
もちろん、ソロでも活動しています。
日本ではMr.bigの超速弾きギタリストPaul Gilbert(ポール・ギルバート)の後任として有名ですよね!
現在は、Mr.Bigのベーシストであった超速弾きベーシストBilly Sheehan(ビリー・シーン)とThe Whinery Dogs(ザ・ワイナリー・ドッグス)を結成して活動しています。
個人的には、ポイズンのときが一番好きです♪
↓ ポイズンの”Until You Suffer Some(Fire & Ice)”
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楽譜はこちら
↓ レッスン動画
↓ソロのTab譜付きレッスン動画
↓ フェンダー・ジャパンからシグネチャーモデルが出ています♪
TK
本名は、北嶋徹(きたじま とおる)さんです。
日本のスリーピースバンド”凛として時雨”のボーカル・ギター。
凛として時雨のあの独特の曲は、全てTKによって作詞、作曲されているそうです。
”TK from 凛として時雨”名義でもソロ活動を行っています。
ギターは、Schecter(シェクター)のテレキャスです。
↓ TK from 凛として時雨の”unravel (short version)”
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楽譜はこちら
↓ 異国のアニメオタクさん?によるレッスン動画。
あえて、このレッスン動画を選んでみました。たぶん、もっと分かりやすいのあると思いますので、この動画が気に入らない方は探してみてください。
↓ SchecterのTKモデル
エジマハルシ
日本のロックバンド”ポルカドットスティングレイ”のギタリスト。
メインギターはNash Guitars(ナッシュ・ギターズ)のテレキャスで、カッティングを多用した演奏が特徴的です。
↓ ”テレキャスター・ストライプ”
↓ テンポ遅めのTab譜付き動画。練習用にうれしい動画です♪
↓ Nash Guitars のテレキャス。
アベ フトシ
本名は、安部 太さん。
日本のロックバンド”Thee Michelle Gun Elephant(ミッシェル・ガン・エレファント)”のギタリスト。
Seen(シーン)製のテレキャスを使っています。
2009年、42歳の若さで急性硬膜外血腫により亡くなられております…。
↓ ”ブラック・タンバリン”
Apple Music
楽譜はこちら
↓ 耳コピ!?動画です。
普通に弾いてからゆっくりも弾いてくれています♪
最後に…
いかがでしたでしょうか?
レス・ポールやストラトを使うギタリストを紹介したときの曲もギター初心者の方には難しいものが多かったと思いますが、この記事で紹介した曲も初心者の方がすぐに弾けるようになる曲ではないと思います…。
でも、気に入ったギタリストの曲を弾いてみたいと思うのは、上達の第一歩だと思うので、弾いてみたい曲があったら1フレーズだけでもいいので挑戦してみてください!
↓ 誰でも弾けるギター初心者向けの簡単な曲はこちらをどうぞ…。

レス・ポールやストラトも気になる方は、それぞれの記事もご覧ください。
↓ フェンダーUSAのテレキャス
↓ メイド・イン・ジャパンのテレキャス
↓ スクワイアのテレキャス
↓ フジゲンのテレキャス・タイプ





